こんにちは!サロン夫婦経営5年目のChauです
- Chau(ちゃう)
- 調理師資格取得→パン屋→洋菓子店→イタリアン→介護施設給食→お客様の反応を直接感じたくなり転職
- 大手リラクゼーションサロン10数年勤務→国際ライセンスCIBTAC取得→同業界夫とサロン開業5周年
- 開業して悩んでいる方の力になりたいと発信スタート
- 経験からおすすめのツール&活用法もご紹介
「役割分担がうまくいかなくて辛い・・・」
「自分ばかり負担が大きくてもう限界・・・」
なんてことになっていませんか?大切なのは強みを活かして役割分担をすること
経営者は決断の繰り返しで責任を伴うためどうしても孤独になりがちです、そこで信頼できるパートナーがいると小さなことから大きなことまで話し合いながら進めていけます
しかし、家庭と仕事が密接に絡むからこそ、役割分担が曖昧になり、お互いの負担が増えるリスクも伴います
そこで鍵となるのが、お互いの強みを活かした役割分担と、事業の方向性や責任範囲についての話し合いをしっかり会議というカタチをとってすることです
この記事では、夫婦経営の強みを最大限に引き出すためのコツや、役割分担をスムーズに進めるためのポイントを具体的にご紹介します、夫婦だからこそ築ける信頼関係を事業運営に活かしながら、サロン経営をしていきましょう!
夫婦経営の特徴と魅力
夫婦経営の特徴のひとつは、夫婦で経営していることをお客さんに伝えることで信頼度が上がり自然とお店の顧客になってくれる確率が上がること、夫婦や親子などペアで来店してくれる機会も増えていきます
指名制度のあるお店では気に入ったセラピストがいれば、1人のセラピストに毎回担当してもらう、ということが増えていくため、スッタフで今後独立する場合ファンとして付いていく、という事も出てくるのですがこれはとても良いことですし、想定の範囲内にしておくことが大切だと感じます
しかし単純に転職や退職で辞めるパターンだと、経営者目線で見ると失客リスクの高いものになります、担当者がお店からいなくなったら他店へ・・・とうパターンが多いのですね
そういえば大手サロン勤務の時は店舗異動の時に、自店の他のセラピストさんでお客さんと技術的に相性が良さそうな人に引き継いだりしたよ〜
自店の他セラピストに引き継げると良いのですが、技術的に何の問題がなくてもいまいち合わなくて、結果来店頻度が下がり失客に繋がるパターンを大手サロン勤務時代何度も見てきました
ここで夫婦経営、ペアビジネスの魅力が生きてきます◎ペアビジネスとして大きな範囲で接客が出来ると信頼度が上がり”1人の人(セラピスト)”のお客さんとして、にプラスしてお店の顧客として来店してくれることになるので、失客リスクが下がります
夫婦経営の悩み【役割分担の重要性】
役割分担をしないと一方に負担がかかりすぎて近い未来、必ずキャパオーバーになる日がやってきます、誰にでも得意不得意があると思いますが、得意な部分を活かして経営に繋げていきたいですね
夫婦共に施術が出来る場合は開業前からお互い同じ職種で技術提供してきていると思うので、プレイヤーとして2人で直接売上を上げていくことができます、となると役割分担は裏方の仕事になります
- 事務
- 会計業務
- 確定申告
- マーケティング
- SNS発信
- 発注
- 営業関連のメール対応
- 集客サイトの担当者とweb会議ややりとりの対応
などになってきます、ずっと現場仕事をしてきて裏方の仕事はお互いほぼ未経験、業務委託契約で仕事をしてきたので確定申告などの経験はあったものの、青色確定申告は全くの初心者からのスタートという方も多いのではないでしょうか
何度もお伝えしているのですが、ペアビジネスをしていく上で経営で同じスタートラインに立っている場合、同じペースで学んで進んでいける方法を模索しましょう
片方に負担がかかりすぎるパターンでも一部を外注すればなんとか、なんとか進んではいけます、ですが積み重なる知識量や対応能力にどんどん差が生まれていきます
もう片方が別のフィールドで能力や知識を広げていて仕事に活かせているのであれば仕事の幅も広がっていき成長に繋がっていきますが、そうでない場合、成長が止まり結果失客に繋がってしまいます
経営と施術の負担方法
小規模経営だと開業当初は特にですが、基本的にはオープン後もプレイヤーとして売上を上げる事が中心になります
そこにプラスして裏方の仕事もこなしていく事になります
施術の合間をぬいながらの作業
- SNSの発信
- 公式LINE画像の作成、発信
- 新しいキャンペーンのc作成
- 発信の文言作成
- 店内に掲示するPOPの作成
- 経理業務
- 集客サイト運営
などなど、マーケティングも大切で、並べようと思うときりがないほどの業務量になってきます
経営は数字を把握するところからですが、把握するのも効率化しておかないと、集中したい施術中にも数字に追われることになるので常に効率化を意識するのがおすすめです
それぞれがすべての業務を分担する場合、得意分野を担当するのが理想ですが、今までが現場仕事ばかりだとどうしても裏の仕事に苦手意識をもちがちです、それでもここはやっていくしかありません◎
え〜でも今まで経験がない分野だし、数字への苦手意識が強いよ〜
気持ちは分かるんだけど、ここはやるしかない!どうやったら効率的に進められるのか、協力して模索しながら進めていこう!
出来るか出来ないかではなく、どうしたら出来るのか経営は常にここを意識していくことになります
経営側の主な業務
経営側の主な業務は基本的にパソコンや書類に向かってするコツコツとした地味なデスクワークになります
大まかに言うと、数字の把握のための事務経理作業をして集客のための施策を絶えずする、この繰り返しになります
後は人と繋がること、店舗運営に限ったことではありませんが人との繋がりは、とても大切になってきます、相談できる相手や簡単な事業の情報を共有できる人がいること
これは事業を続けていくほどにありがたみが増していき、大切になっていきます
財務管理
店舗経営する上では資金繰りや運転資金も必要になってきます、設備投資や運転資金にいくら使って、いつ頃完済できるのか、必ずしっかりと把握しておきましょう
ここをどんぶり勘定で進めて次々に借り入れしていくと、そこに待っているのは取り返しのつかないなんとも、暗い暗い未来です
数字を把握するって難しそう・・・
難しく考えなくて大丈夫だよ!融資などの返済計画は銀行から返済の明細表等がもらえるから、そこからスプレッドシートやExcelにまとめると、目に見えて分かりやすく把握できるよ◎
戦略
店舗経営は職種や地域性、ターゲット層、経営する人によって十人十色です、戦略を立てるのも経営の楽しさのひとつだと思いますが、経営戦略は前もって立てておかないと地図や目的地がないままジャングルに飛び込むようなことになります
気付くと身ぐるみはがされ周りには誰もいないくて寂しく1人でポツン・・・なんていった確率大です
- どういったターゲット層にどういったアプローチするのか
- どういったツールを使って集客をするのか
- 大体どれくらいの期間で黒字を出すのか
- 出た利益からどれくらいの割合で設備投資をするのか
- 利益からどれくらいお客さんやスタッフに還元するのか
こういった戦略は必須になってきます
スタッフ管理(将来的に)
業種的に業務委託契約が多いと思うので管理という感じでもないと思うのですが、chauの店舗では業務委託だからこそ一緒に働く仲間の働き方は中々の自由度です
一緒に働く仲間が楽しそうにお客さんと話しながら施術している様子を見るとこちらも嬉しくなりますね
- 技術チェックややってみたい技術の提案
- 何か不満がないか
- 最近の体調や簡単なプライベートの話しなど
コミュニケーションを取りながらこういった事を確認するのは大切かなと思います
ただリラクゼーション業の場合、職種的に話しを上手に聞くということを意識する必要はないのではと思います、リラクゼーション業に限らず、コミュニケーションをとっていればこれから進みたい未来や現在抱えている問題などが分かってくるので、接客に問題が出たり急に辞めてしまうみたいなこともありません
ただし最低限のシフト管理や、新キャンペーンの伝え方などのマニュアルは簡単に作っておくのがおすすめです
施術側の主な業務
施術側の主な業務はもちろん施術ですね、技術向上や情報収集をしながら持てる力を全力で発揮できるよう、顧客管理に力を注ぎます
この辺は企業プレイヤー時代にどれだけ学んできたかが生かされますね、お客さんの声を拾いながら店舗運営に活かしていくのが効率的なので、すべてを拾うということではないのですが
サービス提供
それぞれが得意とする技術分野を活かして提供していきます、お店の色は厳粛な雰囲気なのか、フレンドリーなのかによっても接客マニュアルは変わります、地域性やターゲット層、来てほしいお客さん、ここでもペルソナに沿ったサービス提供をしていきます
顧客対応
基本的にはそれぞれが持つ顧客をそれぞれが対応しますが、出来れば店舗スタッフみんなで顧客の対応ができると、お客さんは単純に知っている顔が増えるので失客の確率が下がります
技術向上
きちんとお客さんの事を考えている方ほど、独立後の技術面は大丈夫なのかな・・・といった不安が出てくると思います
今までたくさんのセラピストや本社講師などと確認しあえていた時間がごそっとなくなるので、不安も生まれますが、経験や知識があればプレイヤーのみの時代とすることや意識することはさほど変わりません
基本的な体の構造を学び続ける姿勢を忘れずに、事故防止のためにもお客さんとのコミュニケーションを大切にすること、ここを忘れなければ大丈夫!
今はYouTubeなどで有益な情報を提供してくれている人がたくさんいるので、情報収集をしながら練習を重ねて技術向上に努めます
お互いの強みを活かす方法
得意分野を活かすことができると、楽しみながら成果が出てきます、強みを活かそうと思うと得意な施術でコースを作ることが必要になります
1番おすすめなのは得意なコースとお店の売り、出したいコースを合わせたコースを一押しで出すこと、ここがはまると1番売れて集客もしてくれるキラーコースが出来上がります◎
お客さんに求められていて、自分達の得意な施術を提供できるとリピート率も自然と上がっていきます
個々の得意分野の特定
施術の得意分野は経験が長ければ割と簡単に、これが得意!というのが出てくると思いますが、問題は裏の仕事ですよね
得意分野も何も数字に接するのは全部不得意だよ〜
ひつじんのような方も多いと思いますが、まずは挑戦するのことが大切、まずはやってみて続けてみましょう◎
得手不得手もあり、通常のプレーヤーの仕事にプラスしての慣れない仕事に最初は恐らく頭がパンクすると思います、それでも作業し続けます、自分にとって作業しやすい方法を模索しながら進めていきます
将来的に自分が担当しない分野の仕事であっても、内容を把握して理解しておくことが経営においては大切です
そうして進めている内にこれはどちらの方が得意だな、というのが出てきます
強みを活かした役割分担の例
分かりやすい例でお伝えすると、夫がプレイヤーとSNS発信マーケティング、妻が経理事務や帳簿付け、確定申告やデザイン印刷業務、などが分かりやすいかと思います
表に出る仕事と裏方の仕事を分けるといったものですね、これが1番不満が出にくくて効率も良いのかなと思います、途中から部分的に交代するのももちろん良いのですが2人で同じスタートで内容を把握しながら進んでいくことを強くおすすめします
とはいえ、お互いがプレイヤーとして仕事をする方が利益は上がります、となると裏の仕事を分担することになるので話し合って役割分担しましょう
【役割分担例】
妻:施術・経理・公式LINE運用・事務作業
夫:施術・SNS運用・経営者交流・スッタフ管理
などなど
一緒に進みながら、自分はこれが得意だな、これは苦手だなということが出てくると思うので、得意な分野を担当していき、進んでいく方向性にもよりますが、裏方の仕事が慣れてきたところでプレイヤーの仕事が増えて経営の仕事が進まなくなってくるようなタイミングで外注できるものは外注していきましょう
弱みを補う
強みがあるということはそれぞれ弱みもあります、施術においての弱みはもちろんですが裏方の仕事においても考え方や捉え方の違いをプラスにもっていく力があれば、それぞれの弱みを補い合うことができますね
片方の負担が大きくなることのないように、助け合って経営していきましょう
効果的なコミュニケーション方法
日々、家事や子育てにプラスして実務をこなしながら、裏方仕事に追われていると経営に関してのコミュニケーションをとる時間がなく、経営に対する意見の食い違いが出てきて大きなストレスを感じる時もあると思います
でも信頼出来る相手とお互いの意見を交わせるのは経営において間違いなくプラスになります
同じ方向を向いて進む中で意見を交換しながら意思決定できることは、ペアビジネスの強みの1つです、この前提をお互いが理解して、感情的にならずに話し合う時間をとることが大切です
ながらではなく、経営会議という形をしっかりとって話しをする時間をとるのがおすすめです
定期的なミーティングの実施
夫婦2人でのミーティングなんて必要あるの?
同じ方向を向いて進んでいくためにも、意見の出し合いをして確認していくことが大切だよ◎
お店のことについて話し合う時間は、最低月1回は必要です
お互いが日々の業務や経営、一緒に働くスタッフの様子や意見から感じていること、改善点や更新するべきところは変わっていきます、そういったことを経過報告をかねてすり合わせをするイメージで定期的にミーティングを実施しましょう
意見の対立を解決する方法
お客さんの事やこれから先のお店の未来を考えているからこそ、経営の方針など意見が対立することもありますよね
集客や経営は数字となって結果が出るので、良くも悪くも経営面でのお互いの強み弱みが分かりやすく結果にでてきます、なので段々と意見が対立する回数も減ってくると思います◎
お互いの仕事を理解し合うことの重要性
慣れない業務でも、学びながら同じ歩幅で進んでいくことが大切です
小さいお店でのペアビジネスの場合、裏方の仕事もお互い一通り理解しておく必要があります
どんな内容でどれだけの時間がかかるのか、この辺を理解しあえていないと、片方に負担が大きくかかることになってしまい、夫婦関係に距離ができてしまい、プライベートはもちろん経営にも影響が出てきてしまいます
バランスの取れた役割分担の例
分かりやすくそれぞれが集中できるので裏方の仕事と表の仕事を分けるのが1番バランスのとれた役割分担だと思いますが、中々そうもいきません
・予約が途切れるタイミングで、SNS発信やホームページ、公式LINEの運用をする
・同じく予約が途切れたタイミングで経理や会計業務、数字管理をする
といった役割分担も良いのですが、デスクワークは内容によっては途中で中断すると数字で混乱してまた1から・・・なんてこともあるため、ある程度まとまった作業時間が必要になります
そうなると自然と表の仕事の時間を制限して裏の仕事をする時間が必要になってきます
表の仕事と裏方の仕事の切り替えやバランスをとるのに、少しコツのようなものが必要だよ!
上手に役割分担するには少し時間がかかるかも知れませんが、模索しながらどちらか一方に負担がかかりすぎることのないよう進めていきましょう
成功事例の紹介
同じように学んでもSNSの反応が良かったり、数字管理の効率化が出来たりと得意分野の方が成功確率が上がります
chauの場合初期の頃、全てchauが管理していましたが、気まぐれにパートナーが一部のSNS更新をすることがあり、不思議とパートナーの方が簡単にアップしてお客さんの反応があり来店に繋がりました、情報収集しながら更新していきますが、やはり向き不向きがあるので、やってみながら役割分担することで効果的に発信ができます
柔軟な役割調整の必要性
それぞれが得意な分野を担当することで効率的かつ効果的に進めていくことができます、苦手な部分も出来なくはないですが、やはりスピードは落ちます
が、お互いが苦手な分野も出てきます、そんな時も進めていくしかないので、出来るか出来ないかではなく、どうすれば出来るのか、考え続ける力が必要です
状況に応じた役割の変更
例えば、体調不良で入院なんて日もあるかもしれません、そういった時にいつでも対応出来るよう、お互いの役割を把握して出来るようにしておくと、何の心配もせず、回復に専念できます
お互いが対応できるのがベストですが、取引相手等によっては役割担当を変更した方が良いこともあります
互いのスキルアップによる役割の進化
SNSなど仕事では担当していなくてもプライベートで発信を始めて、情報収集しながら運用しているうちにコツをつかんでスキルアップすることもあります、そこから担当を交代したり、運用を外注することで実務の仕事のはばを広げることもできます
ワークライフバランスの維持
ペアビジネスの場合、線引きをしないと家庭の中にもある程度仕事が入ってきます、全く遮断といった感じではなくて、家庭でもある程度仕事の話しが出ても良いのではと感じています
仕事と家庭生活の線引き
職種にもよりますが、基本的に顧客情報はお互い伝えない前提で
- お互いが把握しておいた方がプラスになるお客さんとの日常会話程度の共有
- 急ぎの決定事項
などは家庭や通勤時間に出来るものは共有、重要度の高い話しなどは時間を取って話し合います
仕事の愚痴などは家庭内o r仕事中のどちらかだけにする、などこちらも線引きしておくと愚痴っぽいパートナーでも過剰に疲れないですみます(^^)
休暇の取り方と重要性
経営を始めると初期の頃は特に休みというものが基本的にはないと思います、ここを覚悟して乗り越える必要はあります、もちろん体を壊さないよう自己管理も必須になります
体調不良や何かあった時に対応するのは大変でバタバタしますよね、頑張り続けた先に、今までの分休暇をしっかりとりましょう、なんのために頑張って仕事をするのか、自分達の価値観のすり合わせも大切なので忘れずに
まとめ
いかに役割分担を上手く振り分けるかが未来を分けます
- 夫婦経営の強みは2人いる分役割分担ができること、一人で抱え込む事なく得意分野を担当しながら経営していくのがベスト
- 得意を知るためにまずは2人共に経営の一つ一つの内容を知ってから役割分担
- 1つずつ進めながら何が苦手で得意なのかを把握して、お互いが苦手なものは出来る出来ないではなく、どうしたらできるのかを学びながら担当
1人ですべてを抱え込むことも出来ますが、どこかで夫婦間にズレができてしまい、そこで出来たズレはいずれ大きく広がり、元通りになることは残念ながら二度とありません
- パートナーに甘えすぎていて負担が多く辛くなっていないか
- 全体を把握しているつもりが経営の把握内容は全体の1%だった、なんてことになっていないか
お互いがこの辺のポイントを意識しながら役割分担することの重要性を再確認しましょう
経営は常に改善していく姿勢が必要です、何が良かったのか、何が足りなかったのか、要因分析を繰り返すことでお店全体の成長に繋げていけます、改善と成長は経営の楽しみのひとつなので、楽しみながら成長していきたいですね◎
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